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2010年11月12日金曜日

綿糸相場の高騰とタオル類の品薄の状況!

綿糸相場の高騰とタオル類の品薄の状況!

 日刊通商弘報の2010年05月07日の見出しにも『ニット業界、綿糸高騰に悲鳴』・・・とあるように、
今年の綿糸の不作によるバングラディッシュの綿糸の高騰並びに輸出制限より端を発した、
綿糸の高騰は今だに続いており、今現在では、日本の繊維専門商社~大手タオル問屋様にも、
白タオル相場も上がり、加えて商品も品薄で、在庫が殆ど無い状態が続いております。
 繊維ニュースの2010年10月27日の記事にも、中国の現状を、
『綿花の記録的な高騰に加えて、紡績の売り惜しみや織布・編み立て企業による投機的な買いが綿糸高騰に拍車を掛けていた。』・・・と記載されており、綿糸相場の高騰=タオルの価格の高騰!・・・となりますので・・・誠に頭の痛い限りです。
 今現在、弊社の主力商品でありますシャーリングした染料プリントタオル類の価格を現状維持しておりましたが、
同業他社様も、原価の高騰により売値アップだけでなく、弊社のような安値では採算割れが著しく
輸入して売れば売るほど赤字となる事から、並行輸入のキャラクターのタオル類の輸入からの撤退も目立っております。

 清水産業㈱では御客様に貢献し流通業者様の御蔭あっての弊社の存在があるという見地から
値上げせずに最善の努力に努力を重ねて参りましたが、もはやこのままの価格での販売継続は不可能という見解に達し、現状の価格は今月限りとさせて頂き、来月より断腸の思いで5~10%の原価アップを全ての卸業者様にお願いする次第です。

円高デフレの折でタイミングはあまり良くないかとも思いますが・・・
現状維持はあまりにも無謀で、『価格的に一人勝ちですね!』・・・と御客様に喜んで頂けている事には誠に感謝しており、

糸値が下がるまでの我慢と思っておりましたが・・・糸値が下がる兆しはなく、さらに原価アップになる模様ですので、これ以上の『逆ザヤ』・・は経営の根幹を揺るがしかねない状況で御座いますので止む無く来月より値上げを実行させて頂きたくお願い申し上げます。

御理解下さいますよう重ねましてお願い申し上げます。



(タオル類・キャラクター商品・生活雑貨)企画開発・製造加工・直輸入在庫大卸
                      別注(OEM)生産&直輸入代行

                                           清水産業株式会社 代表取締役社長 清水謙一

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